千葉県は、沖合を黒潮、親潮の寒暖両流が流れる日本列島中央部に位置しています。三方を海に囲まれ534kmに及ぶ海岸線は変化に富み、来遊する魚群や沿岸に生息する生物の種類の豊富さ等、多様な海の資源に恵まれています。このような恵まれた自然環境から、多種多様な沿岸・沖合漁業が発達するとともに、これら漁獲物を対象とする水産加工業が発達してきました。
千葉県の地先海域では、様々な漁業により、様々な魚介類が水揚げされており、平成30年の本県の漁業・養殖生産量は14万トンで全国第8位、水産加工品の生産量は11万1千トンで全国上位にあります。特に銚子漁港は25万2千トンで水揚量は全国第1位の漁港となっています。また、魚種別にみましてもスズキ、コノシロは全国第1位、イセエビ、マイワシ、マカジキ、サバ、サンマ、ブリ、キンメダイ、アサリ、ハマグリ、ノリ、ヒジキなども全国有数の生産県です。